
日光のグルメ特集!日光に来たらこれを食べよう!
観光に欠かせないのは「グルメ」という方も多いのではないでしょうか。旅行に行ったらその土地の美味しいものを食べたいですよね。もちろん、日光にも美味しいものが沢山あります。今回は日光に来たらこれを食べて欲しい!というグルメを紹介します。
1.【蕎麦】日光そば処 たくみ庵
日光は水が豊富で澄んでいるので、美味しいそばを楽しむことができます。数あるそば処の中でも今回おすすめするのは「たくみ庵」。日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園の近く、季節ごとに変わる日光産の三種の蕎麦粉と名水にこだわった、保存料を使わない自然派のそばを鰹節、宗田節、鯖節の薫り高い汁で堪能できます。蕎麦粉を使ったデザートやセットも楽しめます。
今回頂いたのは「たくみ庵ランチ膳 鴨せいろ膳」。もうひとつの天ぷら膳も気になりましたが、濃厚な鴨汁を味わいたくて鴨せいろを選択しました。ランチ膳にはゆば刺身、小鉢、特製舞茸ご飯が付いてきます。天ぷら膳の場合はここに季節野菜の天ぷらがつき、鴨せいろ膳は鴨汁のセットです。
本日の蕎麦は日光産の新蕎麦「あおい蕎麦」。この蕎麦は通常より早い黒化率が70~80%の状態で収穫され、青みが強く香りが高いのが特徴。確かに薄緑色をしています。
鴨汁のつけ汁につけていただきます。あおい蕎麦と鴨汁のコクが相まって、なんとも言えない薫りが口の中に広がります。つけ汁は鴨の強い味に負けず、しっかりとしたダシとカエシが調和した絶妙な味わい。薬味の柚子胡椒を入れると、風味が一気に変わってさらに違った味を楽しめます。
ランチ膳には、デザートのそば粉のブランマンジェとコーヒーをプラスすることもできます。このブランマンジェがなんとも美味しい!そばの実のトッピングも絶妙で、コーヒーともよく合います。
ランチ膳は量もちょうどよく満足でした。我々がお邪魔したのは平日の開店直後の11時過ぎでしたが、あっという間に満席に。混雑時は待つこともありそうなので、時間に余裕を持ってきた方が良いでしょう。
【日光そば処 たくみ庵】
住所 321-1433 栃木県日光市匠町7-46
電話番号 0288-53-6323
アクセス JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉・中禅寺温泉・細尾行き乗車約15分、「日光田母沢御用邸記念公園」バス停下車徒歩5分
営業時間 11:00~14:00
休業日 火曜日
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日光の四季を楽しみながら食べるそば
日光にはまだまだ、そばの名店が沢山あります。
そば処 水無湧水庵
日光市の「そば処 水無湧水庵」は、地元産のそば粉と日光の名水を使用した手打ちそばが自慢の店です。自家製粉した田舎そばは、地元の元気なお母さんたちが打ち、豊かな風味としっかりとしたコシが特徴です。地元食材を使った天ぷらやセットメニューはボリューム満点で、リーズナブルに提供されています。澄んだ湧水の池やのどかな自然に囲まれた環境で、ゆっくりと食事を楽しめるのも魅力です。
手打ちそば かつら
日光市中宮祠に位置する「手打ちそば かつら」は、厳選した石臼挽きそば粉を使用し、外一(そといち)そばを提供する人気店です。 香り高い鰹節だしのそばつゆとともに、打ちたてのそばを楽しめます。店内からは中禅寺湖が一望できる抜群のロケーションで、日光ゆばやニジマスの塩焼きなどのメニューも揃っています。
並木そば
日光市今市にある「並木そば 本店」は、明治33年(1900年)創業の老舗そば店です。 地元産のそば粉と北海道産のそば粉を独自にブレンドし、風味豊かな手打ちそばを提供しています。 特に、数量限定の十割そばは、そば本来の香りとコシを堪能できる逸品です。
ぜひ、貴方だけのお気に入りの一店を見つけてみてください。
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中禅寺湖一望の手打そば店
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明治初期より五代に渡って同じ場所で受け継がれた名店
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皆さんは「日光そば」を味わったことがありますか?日光グルメといったら、まずは「日光手打ちそば」!
そばの生育には、いわゆる”山間冷涼”の地が適しているといわれています。豊かな自然に恵まれ、全国有数のそばの生産地である栃木県の中でも屈指のそば生産量を誇る日光市。
そば職人の匠の技が光る日光そばの魅力を、名店とともにご紹介します。
2.【ようかん】日光羊羹 綿半
羊羹といえば、江戸時代から日光に伝わるお土産スイーツです。日光市内には何軒もの羊羹屋さんが軒を連ね、それぞれ個性ある味を伝えています。その中でも創業が江戸時代の天明七年(1787年)と280年以上もの歴史を誇る綿半は、日光羊羹の老舗中の老舗。
水ようかんは、口の中に入れると、さっぱりとした口どけの中にしっかりと小豆と砂糖の旨みが広がります。それでいてしつこく無いので、ぺろっと食べられちゃう美味しさ。
綿半といえば、銘菓「日の輪」も有名です。日光山輪王寺門跡、法親王宮殿下に御献上したところ、たいへん喜ばれ輪王寺の[輪]に、日光の[日]を冠し[日の輪]と名付けてもらったそうです。
「日の輪」は、しっとりとした皮と上品な甘さの餡が絶妙に調和した和菓子です。餡は優しい甘みで、すっきりとした後味が特徴。皮はほのかに香ばしく、ふわっとした食感の後に餡の旨みが広がります。
【日光煉羊羹 綿半 本店】
住所 321-1432 栃木県日光市安川町7-9
電話番号 0288-53-1511
アクセス
・公共交通機関でのアクセス JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から中禅寺温泉/湯元温泉行きのバス乗車約10分、「安川町」下車、徒歩約3分
営業時間 19:00~17:00
休業日 水曜日
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元祖 日光煉羊羹
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元祖 日光煉羊羹
鬼平の羊羹本舗
「鬼平」と書いて「きびら」と読みます。水ようかんと言ったら、筆者はここを最初に思い浮かべます。鬼平の羊羹本舗の水ようかんは、みずみずしくさっぱりとした味わいが特徴です。 昭和初期に羊羹専門店として創業し、以来、日光の銘菓として親しまれています。 ひとくちサイズの羊羹も取り揃え、上品な甘さと滑らかな口当たりが魅力です。
吉田屋羊羹本舗
吉田屋羊羹本舗は、享保8年(1723年)創業の老舗和菓子店です。同店の「日光練羊羹」は、厳選された国産小豆と日光連山の清らかな水を使用し、伝統の技で練り上げられています。その羊羹は、上品な甘さと滑らかな口当たりが特徴で、ひとくちサイズの個包装もあり、贈答用や手土産としても喜ばれています。
三ツ山羊羹本舗
三ツ山羊羹本舗は、明治28年(1895年)創業の老舗羊羹専門店です。厳選された国産小豆と日光連山の柔らかな水を使用し、伝統の技で作られる羊羹は、上品な甘さと滑らかな口当たりが特徴です。特に水羊羹は、小豆の風味をしっかりと感じられる柔らかな仕上がりで、夏の涼菓として親しまれています。また、一口羊羹は食べやすいサイズで、濃厚な美味しさが詰まった逸品です。
それぞれの羊羹を食べ比べてみると面白いかもしれませんね。-
日光の銘菓として皆様に愛されている水羊羹
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銘菓”日光煉羊羹”を守りつづける伝統の味と技
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明治28年創業!古くから日光土産として愛されてきた老舗の味
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日光へ遊びに来たら、お土産選びで迷ってしまう方におすすめなのが「道の駅 日光 日光街道ニコニコ本陣」です。
こちらにある「ニコニコマルシェ」では、老舗や名店のお土産が一ヶ所に集まっているので、あちこち移動せずに手に入れることができます。8個の厳選したお土産と、さらに12個のお土産を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
3.【日光HIMITSU豚】Restaurant Nikko えんや
ハンバーグといえば、豚肉と牛肉といった合挽きの肉を使うのが多いですが、Restaurant Nikko えんやのバンバーグは牛、豚どちらも合挽き肉を使用しておりません。特に「日光HIMITSU豚100%ハンバーグ」はその名の通り、肉には日光HIMITSU豚だけしか使っていません。その特徴を最大限に引き出すために、何種類ものスパイスを組み合わせて、最適な配合を見つけ出したそうです。
日光HIMITSU豚100%ハンバーグは、驚くほどジューシーで柔らかく、豚肉の甘みが口いっぱいに広がります。脂身は軽やかでしつこさがなく、旨味がしっかり感じられる上品な味わい。外は香ばしく焼かれ、中はふっくらジューシーな極上の一品です。
【Restaurant Nikko えんや】
住所 〒321-1405 栃木県日光市石屋町443
電話番号 0288-25-7070
アクセス
・公共交通機関でのアクセス
JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から徒歩約7分
営業時間
・ランチ 11:30~15:00(L.O. 14:00)
・ディナー 17:30~21:30(L.O. 20:30)
休業日
不定休
公式サイト: Restaurant Nikko えんや
日光市内には、日光HIMITSU豚のメニューが楽しめるレストランが他にもあります。
1. 油源(あぶらげん) - HIMITSU豚チャーシュー丼-
「油源」のHIMITSU豚チャーシュー丼は、特製タレでじっくり焼き上げた柔らかくジューシーなチャーシューをご飯の上に贅沢にのせた一品。HIMITSU豚特有の甘みとコクのある脂が、ご飯との相性抜群。香ばしい焼き目が食欲をそそり、一口食べれば旨みが口いっぱいに広がります。老舗ならではの伝統の技が光る、絶品の丼ぶりです。
2. カフェレストラン ふじもと – まいたけとHIMITSU豚ベーコンの玄米スパゲティ-
「カフェレストラン ふじもと」では、HIMITSU豚のベーコンを使用した玄米スパゲティが人気。バターで炒めた日光産まいたけとHIMITSU豚のベーコンが、噛むほどに旨みを引き出します。玄米スパゲティのもちもちとした食感が特徴で、まいたけの香ばしさと豚の旨みが絶妙にマッチ。ヘルシーかつ満足感のある一皿です。
3. レストラン メープル – HIMITSU豚のソテー ー
「レストラン メープル」では、HIMITSU豚を香ばしくソテーしたメニューが楽しめます。HIMITSU豚のジューシーな肉質と深い旨みを活かし、シンプルな味付けで素材の良さを引き出しています。地元産の新鮮な野菜とともにプレートに盛られ、見た目にも美しい一皿。湖を眺めながら、ゆったりとした時間を楽しめるのも魅力です。
これらの店舗では、HIMITSU豚の豊かな味わいを活かした多彩なメニューを楽しめます。日光を訪れた際には、ぜひその絶品の味を堪能してみてください。
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油源は、安政6年創業の老舗で、HIMITSU豚を使用した料理や特製チャーシュー丼が名物の、日光の人気店です。
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世界遺産 日光の社寺にほど近い森の中、日光不動苑の中に佇む『ふじもと』。
日光の恵みある食材をテーマに、フレンチシェフ熟練の技をお楽しみ頂けるカフェレストランです。 -
中禅寺湖畔に位置する洋食レストラン。自家製のヒメマススモークやじっくり煮込んだビーフシチュー、日光HIMITSU豚のソテーが人気メニューです。湖を望むテラス席や暖炉のある店内で、奥日光の自然と美食を堪能できます。
4.【日本酒】渡邊佐平商店/片山酒造
日光市には、片山酒造と渡邊佐平商店という伝統と技術を誇る2軒の酒蔵が存在します。
これらの酒蔵は、地元の自然環境と伝統的な技術を活かし、個性豊かな日本酒を提供しています。
日光で日本酒が造られる理由は、豊富な伏流水、冷涼な気候、そして歴史的背景にあります。日光連山の清らかな伏流水は、日本酒の仕込み水として理想的で、まろやかな味わいを生み出します。
また、厳しい冬の寒さのおかげで発酵時の温度調整がしやすく、香り高く雑味の少ない酒造りができます。さらに、神社仏閣との関わりが深く、祭事や参拝客への提供を通じて酒造文化が発展しました。こうした環境が、日光ならではの日本酒を育んでいます。
渡邊佐平商店
天保13年(1842年)創業の渡邊佐平商店は、今市エリアにある老舗酒蔵です。
日光連山の清冽な伏流水と地元産の酒米を使用し、伝統的な手法で酒造りを続けています。「純米醸造こそ本来の地酒である」という信念のもと、全製造量の約90%を純米酒が占めており、栃木県内でもトップクラスの純米率を誇ります。
代表銘柄の「清開」は、米本来の旨味を引き出した純米酒として人気。また、約100年ぶりに復活させた生酛造りの「尊徳」は、心地よい酸味と深みのある味わいが特徴で、国内外のコンテストでも高く評価されています。さらに、「日光誉」は、日光の名を冠する地酒として知られ、すっきりとした飲み口と繊細な香りが楽しめる逸品。
前日までの事前予約制の酒蔵見学では、伝統の酒造りの工程を学びながら、搾りたての日本酒を味わうことも可能です。
【渡邊佐平商店】
住所 〒321-1272 栃木県日光市今市449
電話番号 0288-21-0007アクセス
・公共交通機関でのアクセス
JR日光線「今市駅」または東武日光線「下今市駅」から徒歩約10分
営業時間 8:30~17:00
休業日 不定休
片山酒造
明治13年(1880年)創業の片山酒造は日光市今市エリアにある老舗酒蔵です。
日光連山の伏流水と厳選した酒米を使用し、越後杜氏の技法を受け継ぎながら、伝統的な「佐瀬式圧搾機」を用いた丁寧な酒造りを続けています。この製法により、雑味がなく、澄んだ味わいの日本酒を生み出しています。
代表銘柄の「柏盛(かしわざかり)」は、芳醇で深みのある味わいが特徴。さらに、「素顔」は無濾過生原酒として、米の旨味を最大限に引き出し、精米歩合の違いによる多彩な味わいを提供しています。
地元だけでなく全国の日本酒ファンからも高く評価されており、事前予約制の酒蔵見学では実際に搾りたての日本酒を試飲することも可能。日光の恵みが詰まった逸品を楽しめます。
【片山酒造株式会社】
住所 〒321-1261 栃木県日光市今市379
電話番号 0288-21-0039
アクセス
・公共交通機関でのアクセス
JR日光線「今市駅」または東武日光線「下今市駅」から徒歩約15分
営業時間 8:00~17:00
休業日 日曜日
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日光の地酒「原酒柏盛」醸造元
Column
酒蔵見学
昔から、「よい杉が育つところではよい酒ができる」ということで、今市地区では日本酒造りが行われていました。 実際に酒蔵を訪ねて、日本酒の製造について学んだり、試飲することでよりすてきな時間となるでしょう。
5.【ゆば】
日光のゆばは、約1200年前に日光山輪王寺の僧侶たちが精進料理として食べ始めたことが起源とされる、歴史ある特産品です。日光の清らかな水と良質な国産大豆を使い、濃厚な風味となめらかな食感が特徴です。
同じくゆばの名産地である京都のゆばは「湯葉」と書き、違いはその製法にあります。京都のゆばは1枚ずつ引き上げた「一枚ゆば」が主流で、繊細で口当たりがよいのが特徴です。一方、日光のゆばは「湯波」と書き、重ねて引き上げるため、よりしっかりとした食感とコクのある味わいが楽しめます。
日光のゆばは、そのまま醤油やわさびで食べるのはもちろん、煮物や汁物にもよく合い、精進料理や懐石料理の一品として親しまれています。歴史と風土が育んだこの伝統の味を、ぜひ味わってみてください。
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世界遺産日光二社一寺の近く、国道沿いのゆば料理店です。
店内からの絶景の眺め、日光の四季を感じることができます。
ヘルシーでおいしい日光ゆば料理をお楽しみください。 -
日光名産「ゆば」の製造・販売を行う工場で見学と体験ができます。工場見学では、ゆばの歴史や製造工程等を説明します。併設の直売店では、ミニチュアの引き上げ体験や店頭にならぶたくさんの商品からお買物もできます。
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日光製造品さかえやの揚げゆばまんじゅうは、たくさんのテレビやメディアに掲載!日光ブランド、栃木フロンティア企業にも認証頂いています。東武日光駅から徒歩30秒、アクセス便利な店舗がありますのでお土産にいかがでしょうか?日光の天然氷を使用した、日光産いちごかき氷も好評をいただいています。
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日光のグルメを食べ尽くそう!
日光市には、伝統と自然の恵みが生み出した多彩なグルメが揃っています。
香り高いそば、上品な甘さの羊羹、濃厚な風味のゆば、旨みたっぷりの日光HIMITSU豚、そして歴史ある酒蔵の日本酒。
それぞれが日光の風土と職人の技によって磨かれ、訪れる人々に特別な味わいを提供します。
観光の際は、ぜひこれらの逸品を味わい、日光ならではの食文化を楽しんでください。
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この記事を書いた地元ライター
アウトドアガイド・ライター
すー(鈴木 隆)
日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。