日光・四季の見どころ徹底解説!自然・花・紅葉・祭り・グルメ、 この季節はココ!
世界遺産「日光の社寺」を有する日光市は、春夏秋冬、見どころ満載!
春の花々、涼しさ別天地の夏、錦織りなす紅葉、冬のアクティビティや雪見露天など、四季折々の魅力にあふれています。この記事ではその季節ならではのおすすめスポットを、テッパンはもちろんお宝穴場を含めてお届けします。Columnでは筆者のおすすめスポットやイベントを取り出して、詳しくご紹介しますね。
INDEX
- 【4月】春は祭りと桜、限定グルメを狙え!日光各地で釣りシーズンも開始!
- 【5月】輝く新緑と花を楽しもう! 百人揃千人武者行列の歴史絵巻も!
- 【6月~7月前半】梅雨のシーズンはどこを狙う? 祭り・花・テーマパーク
- 【7月後半~8月】涼しさ別天地の日光へ避暑に行こう!
- 【9月】台風一過は絶景のチャンス?9月下旬は紅葉シーズンの始まり!
- 【10月】奥日光の紅葉&日光東照宮秋季例大祭、今市屋台まつり
- 【11月】 光を纏う紅葉の世界遺産「日光の社寺」!幻想の世界が闇の中に現れる秋の夜長
- 【12~3月】日光・冬の魅力① 日光の冬の景観、雪見露天で楽しむ名湯!
- 【12~3月】日光・冬の魅力② 冬ならではのアクティビティ、イベントを楽しむ
- 【12~3月】日光・冬の魅力③ 冬はお得に旅ができる! そして最後に
【4月】春は祭りと桜、限定グルメを狙え!日光各地で釣りシーズンも開始!
4月になると、日光市の各エリアにも桜の季節が到来します。祭りやイベントも目白押しで、1200年以上の歴史を持つ日光二荒山神社の神事『弥生祭』が行われます。
また、日光の桜の名木を巡りながら、春や桜にちなんだ限定グルメやスイーツを食べ歩いたり、春のアートや商品を楽しむ『日光桜回遊』も、おいしくてワクワクがとまらないイベント。
鬼怒川温泉では、幻想的な 鬼怒川温泉夜桜ライトアップ『鬼怒川万華郷』も開催されます。アクティビティでは、4月下旬~5月になると中禅寺湖・湯ノ湖、三依地区の男鹿川などで、釣りも解禁になります。
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フライフィッシング発祥の地・奥日光
【5月】輝く新緑と花を楽しもう! 百人揃千人武者行列の歴史絵巻も!
5月に行われる「日光東照宮春季例大祭 神事流鏑馬」「百物揃千人武者行列」も大きな見どころです。また、アクティビティが好きな方はラフティングもベストシーズン。スリリングでエキサイティングな体験ができますよ。
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日光東照宮「春季例大祭 流鏑馬(やぶさめ)/ 百物揃千人武者行列」
日光5月の祭典と言えば、日光東照宮で17日に執り行われる「日光東照宮春季例大祭・神事流鏑馬(やぶさめ)」と18日に行われる「百物揃千人武者行列」。
馬が表参道下から東照宮に向かって駆け上がり的を射る「流鏑馬(やぶさめ)」は迫力満点! 市民らが扮する「百物揃千人武者行列」は、徳川家康公の柩が久能山から日光に移された時の行列を、そのまま再現したといわれる一大歴史絵巻です。
【6月~7月前半】梅雨のシーズンはどこを狙う? 祭り・花・テーマパーク
また、6月の日光は希少な美しい花々に出会えるシーズン。中禅寺湖畔の千手ヶ浜では、愛らしいクリンソウが水辺に群生し、例年たくさんの人々が訪れます。日光北部にある「上三依水生植物園」では、クリンソウに加え、希少な「メコノプシス」通称 『ヒマラヤの青いケシ』が6月上旬~中旬まで可憐な花を咲かせます。
7月初旬~中旬にかけては霧降高原のニッコウキスゲが見ごろを迎えます。梅雨のこの季節、もし雨になってしまったら、日光田母沢御用邸記念公園や、鬼怒川エリアの屋内型テーマパークもオススメです。
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【7月後半~8月】涼しさ別天地の日光へ避暑に行こう!
真夏の日光の魅力はなんといっても「涼しさ」! 明治期から国際避暑地として栄えた奥日光は、日本全国の中でもその涼しさは北海道並み。しかも、滝や湖、渓流と涼感スポットも満載です。
奥日光ではマイナスイオンをバシャバシャ浴びる滝巡りやハイキング、日光市街では憾満ケ淵 並び地蔵(化け地蔵)の渓流散策、奥日光・鬼怒川・川治・湯西川・川俣・奥鬼怒・三依地区では、避暑をしながら渓流釣りや温泉を楽しめます。
さらに穴場の避暑は足尾の「足尾銅山観光」。トロッコ電車で涼しい坑内を巡り足尾銅山の歴史などが学べます。
また、「男体山登拝講社大祭」は二荒山神社中宮祠最大の祭。その他にも「湯西川温泉 心かわあかり」など、様々なイベントも開催されます。
※奥日光などのハイキングは午後になると雷が発生することが多いので、できるだけ早い時間に歩くことをお勧めします。また、雷の時に傘は危険なのでフード付きレインコートの持参をお勧めします。
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筆者の日光夏のお楽しみは「日光天然氷のかき氷」と「天空のいちご狩り」
【9月】台風一過は絶景のチャンス?9月下旬は紅葉シーズンの始まり!
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中禅寺湖と華厳滝の間にはダムがある!
中禅寺湖の端に「中禅寺ダム」があるのを知っていますか? 中禅寺ダムは洪水調節・流水の正常な機能の維持・発電を目的としており、ダムから放流した水は東へ流下し、華厳滝となって流れ落ちています。そのため大雨により中禅寺湖の水位が上がった時は、過去多い時では通常毎秒約2トンの放出量のところ、なんと毎秒118トンの水を放出したこともあるそうです。
▼華厳滝の現在の水量は、栃木県のWEBページを参考に。
【10月】奥日光の紅葉&日光東照宮秋季例大祭、今市屋台まつり
また10月は奥日光の紅葉シーズン真っ盛り!奥日光は、一番奥(北)にある湯元温泉 ー 中禅寺湖畔 - いろは坂へと紅葉のピークが移動していくので、約一か月もの間、見事な紅葉が楽しめます。
また、日光最北部の三依地区、五十里湖周辺、湯西川温泉も10月下旬頃から紅葉シーズンが始まります。このあたりは紅葉のピークでも比較的渋滞が起こりにくく、また、ダム湖や渓流を彩る色鮮やかな紅葉も見事! 紅葉狩りドライブの穴場としてもおススメです。
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日光の秘境・三依地区って知っていますか? 鬼怒川・川治から会津西街道を北上した福島県に近い日光の最北部のエリアで、美しい紅葉を楽しめる地域です。さらに、秘境駅ランキングにもランクインする「男鹿高原駅」があり、温泉があり、清らかな男鹿川が流れ、春から秋には上三依水生植物園で水生植物や高山植物が咲き誇ります。男鹿川は、関東地方整備局の2022年調査で関東一級河川末流水質1位となった、透明度の高い川。この名水を使って打つ「三依そば街道」の蕎麦のおいしさは抜群で、遠方からもたくさんの蕎麦好きが訪れます。また、清らかな清流で育てたワサビをたっぷりと乗せたわさびソフト・わさび丼、わさびそばやジビエを楽しめるお店も! そしてもう一つの大きな魅力が、三依に住む方々の優しさとあたたかさ。 宿泊施設や温泉もあるので、ぜひゆっくりと訪れて、三依の魅力に出逢ってみてくださいね。
【11月】 光を纏う紅葉の世界遺産「日光の社寺」!幻想の世界が闇の中に現れる秋の夜長
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星降る夜の日光
【12~3月】日光・冬の魅力① 日光の冬の景観、雪見露天で楽しむ名湯!
【12~3月】日光・冬の魅力② 冬ならではのアクティビティ、イベントを楽しむ
日光ではゲレンデスキーはもちろん、スキーシュー、スノーシュー、エアーボードなど様々な冬のアクティビティーも楽しめます。また、冬のシーズンは、東武沿線がイルミネーションで飾られる東武鬼怒川線沿線「いっしょにイルミネーション」、わたらせ渓谷鐡道の駅がイルミネーションで飾られる「わたらせ渓谷鐡道各駅イルミネーション」が記載されます。
また日光、冬の一大風物詩といえば「湯西川温泉かまくら祭」。日本夜景遺産、関東三大夜灯、栃木七灯に認定されている幻想的なお祭りです。新年を迎える1月は、日光市内の神社仏閣にたくさんの人々が初詣に訪れます。また、鬼怒川温泉では1月下旬から2月下旬「鬼怒川温泉鬼まつり」が、今市では2月11日に「今市花市」が開かれます。
【12~3月】日光・冬の魅力③ 冬はお得に旅ができる! そして最後に
冬の日光は魅力がいっぱいですが、年末年始や冬休み中を除いては、お宿の料金も低めに抑えられていることがほとんど。リーズナブルに旅ができます。
また、例年12月1日から翌年3月31日まで、奥日光湯元温泉または中禅寺温泉の対象施設に宿泊する方限定・事前予約にて「東武バス冬期割引フリーパス」が通常の半額で販売されています。2024年12月~翌年3月のフリーパスが発売されるかどうかはまだわかりませんが、おそらく例年通りに発売されると思います。これを使うと、バス代の割引の他にも様々な特典があり、めっちゃお得に奥日光めぐりができますよ。
四季折々の魅力満載の日光市。まだ行ったことのない季節にも、行ったことのないエリアにも、見たことのない風景・新しい感動を求めて、お出かけしてみませんか。