霧降高原のみどころ7選!天空回路からの絶景を楽しむ方法まとめ。
栃木県日光市に広がる霧降高原は、豊かな自然と四季折々の絶景が魅力の観光スポットです。
特にキスゲ平園地では爽やかな空気と壮大な眺めを堪能でき、その周辺エリアでは様々なアクティビティやグルメも体験できます。この記事では、そんな霧降高原と霧降エリアの魅力と楽しみ方をご紹介します。
霧降高原って?
日光連山の東端に位置する「赤薙山」の斜面に広がる高原で、特に標高1350〜1600mに広がるキスゲ平園地では7月に見頃を迎えるニッコウキスゲをはじめ、四季折々に様々な高山植物などが楽しめます。
さらに周辺エリアではその他のビュースポットや様々なアクティビティ、美味しいグルメを楽しめるスポットがあります。
霧降高原へのアクセス
霧降高原へのアクセスは基本的にバスかマイカーになります。
バスの場合はJR日光駅もしくは東武日光駅より、東武バスで「霧降高原」行きに乗車し、約30分。
マイカーの場合は日光ICより国道119号から県道169号を走ってキスゲ平園地方面へ、約25分。
ただし、バス本数があまり多くないので時刻はきちんと事前にチェックしましょう。
また、冬季は「霧降高原」までバスは走っておらず、「霧降の滝」までですのでご注意ください。
1.天空回廊からの絶景を楽しもう!
霧降高原で一番の魅力といえば、キスゲ平にある「天空回廊」頂上の展望台からの絶景でしょう。
霧降高原レストハウスから始まる高低差240m、1445段の階段を登った先にある展望台からの壮大なパノラマは必見です。
天空回ろう登頂のコツと注意点
1445段の天空回廊は、個人差はありますが往復で約90分。普段から運動をしている方ならば、問題なく登れると思います。
しかし、少し体力に自信がないという方もご安心ください。そんな方にちょっとしたコツをお教えします。
【まずはレストハウスで準備を】
天空回廊へ挑む前に、霧降高原レストハウスで情報収集などの準備をしましょう。自動販売機もあるので、飲み物も購入できます。
また、ここから先はトイレがないので、トイレを済ませることも忘れずに。レストハウスが閉まっている時は、一段下の第3駐車場のトイレを利用してください。
【のんびり700段まで】
初めの700段までは比較的緩やかで、木陰もあるのでのんびり登れます。
700段付近に避難小屋があるので、まずはそこまで頑張って登りましょう。
避難小屋付近からの景色も十分素敵です。
【後半は頑張りどころ】
700段以上は角度も急になり、まっすぐ登っていくので先が見えて、体力的にも精神的にもキツくなっていきます。
それでも所々に展望台があるので、急がず、その場所ごとの景色を楽しみながら頑張って登ってください。
【絶景は頑張ったご褒美】
いよいよ、頂上の展望台に登ると、そのご褒美に相応しい素晴らしい眺めが待っています。条件が良いと雲海や富士山、スカイツリーが見えることもあります。
2.自分のペースで楽しむ
ちょっと体力に自信のない方でも、無理せず少しずつ登ればそんなに難しくはないと思います。でも、決して無理はしないように。
頂上へ辿り着かなかったとしても、その場所からしか見られない景色をぜひ味わってください。
3.園内散策で高山植物を楽しむ
霧降高原キスゲ平園地には天空回廊以外にも遊歩道があるので、園内の散策を満喫することができます。レストハウスなどで、あらかじめ咲いている花や高山植物の情報を仕入れていると、より散策が充実します。
4.ハイキング・登山を楽しむ
キスゲ平園地は、丸山、赤薙山、女峰山の登山口にもなっており、多くのハイカーや登山者が利用する場所でもあります。
もし、登山等で長時間駐車場を利用する場合は第3駐車場を利用してください。
5.アウトドア・アクティビティを楽しむ
【ワンプレイト】
霧降高原周辺では、様々な「体験」を提供している「ワンプレイト」でアクティビティが体験できます。暑い夏は川遊びで思う存分夏を満喫し、冬にはスノーシューやエアボードなどを楽しむことができます。
【日光国立公園マウンテンランニング大会】
また霧降高原はトレイルランニングの「日光国立公園マウンテンランニング大会」のコースの一部にもなっています。筆者も参加したことがありますが、素晴らしい景色の中を走るのはすごく気持ちが良いので、ぜひおすすめです。
6.周辺スポットを楽しむ
霧降高原の魅力は、キスゲ平だけではありません。周辺には更に自然を体感できる絶景スポットがあります。
その中でも特に紹介したいのは、「霧降滝」と「霧降隠れ三滝」です。これらの滝は、それぞれに異なった魅力があり、ぜひ訪れてほしいスポットです。
キスゲ平散策の後は、ぜひこれらの滝巡りを楽しんでください。大自然の中で水の力強さと美しさを肌で感じることができ、心身ともにリフレッシュできるはずです。
【霧降滝】
「霧降」という名前の由来となったと言われる滝。上下2段、落差約75mの滝で、下段の水しぶきが霧にように細かく流れ落ちる様子からその名が付いたと言われています。
アクセスはJR日光駅または東武日光駅から東武バス「霧降高原」行(冬期は「霧降の滝」行)で約13分「霧降の滝」下車、観瀑台まで徒歩約10分
【霧降隠れ三滝】
「丁字滝」「玉簾滝」「マックラ滝」の3つの滝を合わせて「霧降隠れ三滝」と呼びます。
それぞれ魅力的な滝なので、ぜひ一度訪れてみてください。
アクセスはJR日光駅または東武日光駅から東武バス「霧降高原」行きバス乗車約15分、「隠れ三滝」バス停下車。
7.周辺のグルメを楽しむ
霧降高原レストハウスでもお食事を楽しむことができますが、周辺地域でも美味しいものを楽しめます。
【菓子工房ギャルソン】
霧降高原の玄関口にあるケーキ屋さん。イートインコーナーもあるので、店内でもケーキが楽しめます。名物のアップルパイをぜひ一度お試しください。
そしてもう一つの名物は、ホールケーキのデコレーション!デザインの要望を伝えると、とっても素敵にデコレーションしてくれます。誕生日や特別な日にぜひ。
菓子工房ギャルソン Webサイト
【えーちゃん食堂】
日光での夕食には、えーちゃん食堂のモツ煮とモツ焼きが超おすすめです。くさみの少ないモツ煮と、ご飯やビールが進む絶品モツ焼きをぜひお楽しみください。
えーちゃん食堂インスタグラム
【チロリン村 カフェ アウル】
天然氷の蔵元「四代目徳次郎」が営むカフェ。ふわふわの氷に乗ったジューシーなシロップやソースが絶品です。高原の風に吹かれながら最高のひとときをお過ごしください。
日光霧降高原チロリン村 Webサイト
【ザ・グリーンテラス日光】
2024年にオープンした温室レストラン。店舗内には、ステーキ、中華、洋食、ピザなど複数の店舗があり様々な料理が食べられるので、ご家族や友人と行く際にもおすすめです。
ザ・グリーンテラス日光Webサイト
【注意!】霧降高原を楽しむ時の注意点
【マナーを守ってゴミは持ち帰って】
実は霧降高原はSNSで有名になって、ニッコウキスゲの季節以外にも多くの人が訪れてくれるようになりました。しかし、一部の心ない旅行者が、タバコのポイ捨てや立ち入り禁止エリアに入ってしまっています。
いつまでも、この素晴らしい自然を楽しめるように、マナーを守ってゴミのお持ちかえりをお願いします。
【ヤマビル対策を!アルコールスプレーがおすすめ】
最近、全国各地で問題になっているヤマビル。霧降エリアでも目撃や吸血情報が寄せられています。
標高が高いキスゲ平周辺では見かけないものの、隠れ三滝付近では生息が確認されています。
出来るだけ肌の露出減らすなどの対策をとってください。
筆者はハンディタイプのアルコールスプレーを携帯して、ヤマビルを見かけたら吹きかけるようにしています。
そのほか対策はこちらを参考に。「日光市 ヤマビルにご注意ください」
さあ、霧降高原を思いっきり楽しんで!
霧降高原は、自然好きにはたまらない場所です!
天空回廊からの絶景は息をのむほど美しいし、季節ごとの花々も見逃せません。ハイキングや川遊びなど、アクティビティも盛りだくさん。おいしいグルメスポットもあるから、お腹を満たしながら満喫できますよ。
マナーを守り、安全に気をつけて、思いっきり楽しんでください!
ぜひ、霧降高原で最高の思い出を作ってください!
Column
この記事を書いた地元ライター
アウトドアガイド・ライター
すー(鈴木 隆)
日光市生まれ日光市育ち。40代で脱サラ後に、カナダに留学して退職金を使い果たす。帰国後は観光関係の仕事をしつつ、アウトドアガイドとしても働く日々を送っています。キャンプ、登山、ロードバイク、トレランなど外遊びが趣味で、楽しく働いて生活することをモットーとしています。