日光の紅葉の絶景スポットはココ! 奥日光・世界遺産エリア・穴場の秘境も一挙ご紹介!
日光市は紅葉の名所がひしめく地。しかも高低差があるために9月下旬から11月上旬の長い期間、美しい紅葉を楽しむことができます。奥日光の山々と湖、滝が織りなす壮大な紅葉。世界遺産日光の社寺や庭園の風雅な紅葉。鬼怒川・川治・湯西川の温泉地で楽しむ紅葉。ドライブで楽しむ紅葉。今回の記事では訪れる時期別におススメの紅葉スポットをご紹介します。
奥日光の紅葉は例年9月下旬から11月下旬まで楽しめる!
※紅葉状況は、その年の気候によって異なりますのでご了承ください。
【奥日光】9月下旬~10月上旬が見頃のおススメ紅葉スポットは 2か所
長い奥日光の紅葉シーズンは、例年9月中旬から色づき始める戦場ヶ原、小田代原の草紅葉から始まります。
【おすすめ紅葉スポット】
①戦場ヶ原・・・幻想的なグラデーションに染まる湿原の風景が広がる。三本松園地に車を置いて車道を渡ったところに「戦場ヶ原展望台」があり、草紅葉や黄金に輝くカラマツ(10 月下旬頃が見頃)の紅葉のビュースポットとなっている。ハイキングコースを歩けば、さらに多様な紅葉の風景に出会える。
②小田代原・・・静寂に包まれる幻想的な湿原。草紅葉のグラデーションと一本の白樺「貴婦人」、カラマツの金屏風(10月下旬頃)と貴婦人のコラボは、まるで絵画のような美しさ。赤沼車庫から低公害バス、またはハイキングでのアクセスとなる。
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幻の湖出現!?
日光の中でも人気のフォトスポット「小田代原」。この小田代原では、台風や豪雨の後に湿原が水没して、幻の湖と言われる「小田代湖」が出現することがあります。最近では2019年に、紅葉の小田代原に湖が出現しました。台風や豪雨の後に日光を訪れる時は、小田代ヶ原の様子をチェックしてみてくださいね。
【奥日光】10月中旬頃のおススメ紅葉スポットは5か所
10月上旬~中旬になると、湯の湖周辺から徐々に紅葉が下りてきます。湯ノ湖周辺と龍頭滝は、例年10月中旬頃に見ごろを迎えます。しかしながら2024年は紅葉が少し遅れているようで、10月15日現在、湯の湖、龍頭の滝共に、紅葉の色づき始めです。見頃は20日過ぎ頃になりそうです、
【湯の湖 オススメ紅葉スポット:湯ノ湖】(穴場◆)
①あんよの湯・・・源泉かけ流しの足湯を楽しめる。
②湯滝落ち口園地駐車場・・・湯滝を上から眺められるスポット。ここから湖畔に降りると兎島の紅葉が水鏡に映り込む風景が広がる。
③◆クロベの大木・・・さらに橋を渡り、苔むした散策路を少し西に歩くと、根が岩を抱くように立つ、幻想的な「クロベの大木」に出会える。
【竜頭滝 オススメ紅葉スポット】
④滝上から観漠台(龍頭之茶屋)までの散策(竜頭滝園地)・・・整備された緩い階段を歩く絶景の散策路。
⑤龍頭之茶屋…竜頭滝を目の前に、美味しい茶屋グルメを楽しめる。
【奥日光】10月中旬~10月下旬が見ごろの紅葉スポットは7か所
10月中旬になると、紅葉の見ごろスポットも増えてきます。中禅寺湖周辺の木々の色づきも進み、神社仏閣などの歴史的建造物を彩る紅葉も楽しめます。
【オススメ紅葉スポット】
①湯滝・・・湯ノ湖から落差70mを一気に流れ落ちる壮大な滝。滝を彩る紅葉と白い水しぶきのコントラストが美しい。
②戦場ヶ原・小田代原・・・奥日光一帯のカラマツが黄金に染まる季節。特に小田代原のカラマツの金屏風と貴婦人(一本の白樺)は詩情あふれる風景。
③中禅寺湖畔・・・歌ヶ浜・千手ヶ浜・菖蒲ヶ浜・中禅寺湖畔ボートハウスなど、ブルーの湖に華やかな紅葉が映える。
④日光二荒山神社中宮祠・・・御神体の男体山に抱かれる朱塗りの拝殿と紅葉のコラボが神々しい。
⑤日光山中禅寺立木観音・・・ひと際鮮やかな山々の紅葉を背にする五大堂が美しい。五大堂から見る紅葉の中禅寺湖もフォトジェニック!
⑥英国大使館別荘記念公園・・・詩情あふれる紅葉スポット。歌ヶ浜から別荘記念公園までの湖畔の散策路は紅葉のトンネルに。
⑦イタリア大使館別荘記念公園・・・遊覧船にのって湖上からのアクセスがオススメ! 館内のレトロな窓ガラスに映る色鮮やかな木々もドラマチック!
【奥日光】10月下旬から11月上旬が見ごろの紅葉スポットは5か所
10月下旬になると日光の山々、中禅寺湖の八丁出島、華厳滝、奥日光の二大絶景「明智平展望台」「半月山展望台」も、例年、この時期に見ごろを迎えます。また、いろは坂の紅葉も10月下旬から徐々に上から下へとピークが移り、長期間にわたり紅葉を楽しむことができます。
【オススメ紅葉スポット】(◆穴場)
①◆中禅寺湖スカイライン・・・『日本の名道50選』にも選ばれている絶景ロード。標高1753mの半月山駐車場まで変化に富んだ紅葉狩りドライブが楽しい。途中の「中禅寺湖展望台」は、駐車場から絶景を楽しめるスポット。
②半月山展望台・・・ドラマチックな八丁出島の紅葉を眼下に、男体山・中禅寺湖・戦場ヶ原や日光の山々を鳥の目で一望する大パノラマ。展望台へは、半月山行バス終点の半月山駐車場から、30分ほど山道を登っていく。
③華厳滝・・・紅葉の木々に彩られた絶壁の岩肌と、壮麗な華厳の滝。滝が影にならず、滝にかかる虹が出る確率の高い午前中の早い時間がオススメ。
④明智平展望台・・・右に男体山、正面に中禅寺湖と華厳滝を一枚の絵のように見られる唯一の展望台。紅葉に彩られた華厳滝は言葉を失う壮麗さ。
※明智平展望台へ登るロープウエイは、上りの「第二いろは坂」の途中にあります。一方通行なので中禅寺湖方面からはアクセスできないのでご注意ください。
⑤いろは坂・・・紅葉シーズンの休日は渋滞覚悟だが、見方を変えれば、いろは坂の紅葉をバッチリ楽しめる。上りのいろは坂途中の「黒髪平」「明智平」は、紅葉に彩られた いろは坂のビュースポット。
【世界遺産エリア・日光市街】の紅葉スポットは7か所
世界遺産エリア、日光市街の紅葉は例年10月半ばから11月中旬頃まで楽しめます。文化財や世界遺産の建築物と色鮮やかな木々の風景は、まるで絵のような華やかさ。
【オススメ紅葉スポット:世界遺産エリア】
①神橋(日光二荒山神社)・・・日光開山に由来する優美な橋で、聖域への入り口でもある。橋の長さは26.4m、幅7.4mで、日本三大奇橋のひとつ。大谷川の流れと紅葉を背に、朱塗りの神橋が神々しく鎮座する。
②日光東照宮・・・日光東照宮に向かって歩く表参道の紅葉が見事。
③日光山輪王寺 大猷院・・・徳川家光公の霊廟。色鮮やかな紅葉スポットとしても人気
逍遥園・・・池泉回遊式の庭園では、幻想的な光に照らし出される庭園のライトアップも期間限定で開催される。
④その他の日光山内・・・小杉放菴記念日光美術館から社寺方面へ上る「華蔵院(けぞういん)坂」の幻想的な紅葉は必見!
【オススメ紅葉スポット:日光市街】(穴場◆)
⑤日光田母沢御用邸記念公園・・・明治32年から昭和22年まで3代にわたる天皇・皇太子が利用した御用邸。御用邸内から眺める周遊式池泉庭園は、モミジやツツジに彩られ、絵のような美しさ。
⑥◆松屋敷・・・金谷ホテル創業の金谷家ゆかりの名庭園。鮮やかな赤・黄・緑のコントラストが美しい秋の「松屋敷」は穴場の紅葉スポット。
※個人所有の邸宅のため限定日のみ公開、松屋敷公式WEBサイトより注意事項を厳守の上、見学願います。
⑦◆憾満ヶ淵 ・ 並び地蔵 (化け地蔵)・・・紅葉に彩られた奇岩奇勝の小渓谷。並び地蔵を経て大日橋へ至る散策路は、変化に富んだドラマティックな光景を楽しめる。
【霧降高原・大笹牧場周辺】の紅葉は4か所
霧降高原は赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる高原。キスゲ平は赤薙山の中腹、標高1,300m~1,600mにかけて広がる高原です。日光市街から霧降高原、大笹牧場へと至る霧降高原道路(栗山日光線)の途中には、「霧降滝」や「キスゲ平園地」などの紅葉スポットも点在し、紅葉ドライブを楽しめます。
【オススメ紅葉スポット】
①霧降滝・・・霧降川にかかる上下2段の滝。絵の具を散りばめたような鮮やかな紅葉を楽しめる。滝を遠目に見る「霧降の滝観瀑台」までの遊歩道は長い階段を下りていくので歩きやすい靴で。
②キスゲ平園地・・・赤薙山の中腹、標高1,300m~1,600mにかけて広がる高原。紅葉の名所としても知られ、遊歩道と天空回廊と呼ばれる1,445段の階段がある。車いすでも走行可能なスロープの散歩道も整備されている。
③六方沢橋・・・標高1,434m、長さ320mの深い谷に架かる橋。駐車場に車を停めて、日光市の街並みとともに紅葉を楽しむことができる。
④大笹牧場・・・標高1,030m、日光連山の山並みを眺める広大な牧場。紅葉と共に牧場グルメも満喫できる。
【鬼怒川・川治・湯西川】渓谷の温泉で楽しむ紅葉7か所
日光市では、渓谷の紅葉を楽しめる温泉地も!
その中でも紅葉の名所として名高い、鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉の紅葉スポットをご紹介します。
【鬼怒川温泉のオススメ紅葉スポット】
①鬼怒楯岩大吊橋・・・温泉街と名勝「楯岩」を結ぶ、全長140mの橋。吊橋を渡り右手に進み「楯岩鬼怒姫神社」横の階段を上り、「楯岩展望台」まで行くと、温泉街と山々と鬼怒川の清流を一望する紅葉の大パノラマが広がる。
②鬼怒川ライン下り・・・渓谷の紅葉と切り立つ崖を、船に乗って川面から見上げる大迫力の紅葉の船遊。水しぶきをビニールシートでよけたり、スリリングで楽しいあっという間の40分。
③龍王峡・・・鬼怒川の清流と奇岩怪石と紅葉が織りなす絶景は鬼怒川・川治温泉随一の景勝地。龍王峡駅を起点とするハイキングコースが整備されている。
【川治温泉のオススメ紅葉スポット】
④川治温泉遊歩道・・・紅葉に彩られた男鹿川沿いを散策できる遊歩道。
⑤「ゆまま」周辺・・・鬼怒川と男鹿川が合流する「ゆまま」周辺の紅葉が素晴らしい。カヌー、SUPなどの川あそび体験もできる。
アクティビティはネイチャープラネットまでお問合せを。
【湯西川温泉のオススメ紅葉スポット】
⑥ 湯西川 水の郷・・・足湯や温泉を楽しめる湯西川温泉の観光センター。清流を目の前にする吊橋からの紅葉が見事。
⑦平家の里・・・湯西川の民家を移築・再現した民族村。「平清盛公御神木」の紅葉や、かやぶき屋根の家々を彩る豊かな紅葉は必見!
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鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ紅葉ロード「日塩もみじライン」
紅葉の穴場!日光秘境の紅葉スポット ①ダム湖
ここまで日光市の中でも有名な紅葉スポットをご紹介してきましたが、実はまだまだ、知る人ぞ知るスゴイ紅葉スポットがあるんです。知名度が高くない秘境ゆえに、車が大渋滞・・・なんていうこともほとんどなく、紅葉の絶景をひとり占めできちゃうかも! まずは紅葉の素晴らしい4つのダム湖の見どころをご紹介しましょう。
【日光秘境のオススメ紅葉スポット】(穴場◆)
①◆鬼怒川上流4つのダム湖(五十里ダム・川俣ダム・川治ダム・湯西川ダム)・・・日光ブランド認定の「鬼怒川上流ダム群(五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダムの4つのダムとダム湖)」周辺は、紅葉が楽しめる絶景の紅葉ドライブロード。
②◆瀬戸合峡・・・川俣ダム下流に位置する瀬戸合峡は、とちぎの景勝百選に選ばれている渓谷美と紅葉の名所。
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水陸両用バスで ダム湖ツアーに出かけよう!
紅葉の穴場!日光秘境の紅葉スポット ②日光の秘湯・渓流の紅葉
日光市穴場の紅葉②では、アクセスは大変ですが素晴らしい泉質の温泉と紅葉を楽しめる「奥鬼怒温泉郷」と、水質抜群の清流・男鹿川が流れる「三依エリア」の紅葉スポットをご紹介しましょう。
【奥鬼怒温泉郷】・・・奥鬼怒温泉郷には、関東最後の秘湯と言われる4つの温泉が点在しています。手つかずの自然と紅葉を楽しみながら、4つの温泉それぞれに違う素晴らしい泉質の湯が楽しめます。環境保全のため「女夫渕駐車場」の先は車の乗り入れが禁止です。
①◆加仁湯・・・女夫渕駐車場から宿泊者の送迎あり。
②◆八丁の湯・・・女夫渕駐車場から宿泊者の送迎あり。
③◆日光沢温泉・・・女夫渕駐車場から徒歩約2時間。
④◆手白沢温泉・・・女夫渕駐車場から徒歩約2時間。
三依地区・・・2022年度関東一級河川末流水質1位の男鹿川流域の清流を彩る雅やかな紅葉が見事。
【三依のオススメ紅葉スポット】
①◆三依渓流釣り場・・・11月30日まで渓流釣りを楽しめる。10月末なると渓流を絵のように美しい紅葉が彩る。
②◆三依ふるさと体験村(男鹿の湯)・・・三依の自然に抱かれ、紅葉と共に温泉、BBQを満喫できる。コテージ・キャンプ施設もある。
③◆独鈷沢わさび園・・・展望テラス、散策路からの男鹿川と紅葉が素晴らしい。わさび丼やわさびソフトも美味しい。
④◆上三依水生植物園・・・駐車場から植物園までの渓流沿いの路や植物園内を、ゆったりと紅葉散歩にピッタリのスポット。
⑤◆ロッジ古代村・・・コテージやキャンプ施設、石臼挽き蕎麦古代村があり、紅葉と清流、蒸しそばや十割蕎麦を満喫できる。