日光市観光協会は、令和6年8月7日〜9日で日光市長、東武鉄道株式会社と共に台湾を訪問し、台湾観光庁や台湾観光協会、現地の観光会社に対する日光市への誘客促進活動と魅力発信をおこないました。粉川日光市長が就任されてから初めての海外トップセールスとなります。
【台湾訪問の背景】
日光市が調査をした「令和5年 日光市観光客入込数・宿泊数調査結果」によると、去年1年間に日光市に来訪、宿泊した外国人のうち、台湾からの来訪が一番多く、インバウンド誘客における最重点国の一つに据えています。また、「日光の社寺」は世界遺産登録25周年、「日光国立公園」指定90周年など、節目の年です。そうした背景から、今後さらなる台湾観光客の増加を目指して、日光市の魅力を伝える活動を強化するため、この度の訪問となりました。
【現地での活動レポート】
■1日目(8月7日(水))
台湾滞在の初日は、財団法人台湾観光協会と日本台湾交流協会台北事務所を訪問し、日光市の観光PRを行いました。台湾観光協会からは特に、日光の老舗料理店やテイクアウトサービスの店など、食文化に関する多くの質問が寄せられ、台湾での日光への関心の高さが伺えました。また、日光市全体の観光情報の提供に加え、冬季イベントの紹介なども行い、旅行客の受け入れ状況についても双方の情報交換が活発に行われました。
<台湾観光協会での集合写真>
<日本台湾交流協会台北事務所での協議風景>
■2日目(8月8日(木))
この日は、午前中にTOGO(新民文化事業有限公司)と、台北市旅行商業同業公会を訪問しました。TOGOは台湾国内において海外旅行情報誌を65,000部発行しており、購読者の多くが富裕層であることが特徴にあります。また、台北市旅行商業同業公会は、台北市内にある1,400もの旅行会社が会員にいることから、台湾からの送客獲得のために双方の意見交換を行いました。
<TOGOでの協議風景>
<台北市旅行商業同業公会での会合風景>
午後からは「台湾現地セミナー」を開催し、招待した約40名の現地旅行事業者、メディア関係者、航空会社等に対して、日光市の観光PRとして動画の放映やプレゼンテーションを行いました。参加事業者からは活発な質問が飛び交うなど、終始明るい雰囲気でセミナーとその後の懇談会が行われ、日光市の魅力を伝えることができました。
<セミナー参加者との記念撮影>
<真剣に日光市事業者のプレゼンテーションを聞く参加者>
■最終日(8月9日(金))
滞在最終日は、台湾観光庁の初代長官として就任された周永暉氏を表敬訪問し、日光市の世界遺産登録25周年と、各種イベントのPRと誘客要請を行いました。海外の観光情勢に関する情報交換も活発に行われ、引き続き台湾と日光市の関係強化が図れる機会となりました。
<周長官と日光市長>
<台湾観光庁での協議風景>
【総括】
今回の訪問では、台湾からの日光へのインバウンド誘致のための主要組織に対してPRすることができました。また、現地訪問をして直接対話をしたからこそ得られた台湾側からのご要望や課題感、また日光市側から提供することができた情報も数多くあり、日光と台湾の観光交流における関係はより強固なものとなりました。