1999年12月4日に二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)の建造物と境内地からなる「日光の社寺」が日本で10番目に世界遺産へ登録されてから本年で25周年を迎えました。それに際し、日光市観光協会では、「日光の社寺」世界遺産登録25周年記念講演会・祝賀の集いを実施しました。
日光山輪王寺紫雲閣を会場に行われた講演会では、第1部として日光市教育委員会事務局文化財課世界遺産推進係長 北山建穂氏による「世界遺産登録の経緯と事業紹介」として、世界遺産登録地域の説明や実際に登録されるまでの経過などをご説明頂きました。
(日光市教育委員会事務局文化財課世界遺産推進係長 北山建穂氏)
また、第2部として株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長 デービット・アトキンソン氏による「世界遺産「日光の社寺」観光誘客に向けた伝承と活用を考える」と題し、特別講演を行いました。
(株式会社小西美術工藝社 代表取締役社長 デービット・アトキンソン氏)
アトキンソン氏からは、世界遺産に登録されたから人が来るわけではない。PRの為に予算を使うのではなく、設備投資をすることで観光地として高い評価・満足度を高めることが、よい口コミを増やし、それが日光市への誘客につながるとのお話を頂きました。
最後に、現在まで日光地域で取り組んでいた世界遺産登録25周年記念事業を実行委員長である古田秀夫氏より説明頂きました。
(世界遺産登録25周年記念事業を実行委員長である古田秀夫氏)
会場を日光千姫物語移して行われた祝賀の集いでは、栃木県知事も駆けつけ、世界遺産登録25周年をお祝いいたしました。
観光協会では、今後も世界遺産「日光の社寺」を活用しながら、更なる誘客促進に努めてまいります。